モニター:音声と映像が遅れる要因は有りますか?

HEM、HLM、HQLM

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最後の更新1ヶ月前

音声と映像の遅延差は、液晶パネルの応答速度も影響しますが、その前段の信号処理において、インターレス信号をプログレッシブ信号に変換する「I/P変換」や、パネルの解像度に合わせた「解像度変換(スケーリング)」の処理時間が主要因となります。しかし、弊社のモニタは音声と映像の遅延差がほどんど無いため、違和感の無い映像を再現しています。


液晶パネルは原理的にプログレッシブ表示のため、モニタへ「1080i/60」などのインターレス信号が入力されると、モニタ内部で「I/P変換」処理が行われ、「1080p/60」のプログレッシブ信号に変換された後に、液晶パネルに加えられます。また、入力信号が「1080i/60」で、パネルの解像度が「1920×1080」の場合は「解像度変換」処理は不要ですが、パネルが「WXGA(1280×768)」の様に解像度が異なる場合は、パネルの解像度に合わせるための「解像度変換」処理が必要となります。


一般的なモニタの場合、「1080i/60」信号の「I/P変換」に単純なフレーム補間を採用しているため、音声と映像の遅延差が「20ms」以上発生し、1フレーム以上の遅延差が生じることで音声と映像のずれを感じてしまいます。しかし、当社の放送モニタで採用されている「I/P変換」は、フィールド内で補間を行っている高性能な「動き適応型I/P変換」を採用しているため、例えば60シリーズモニタでの遅延差は「2~4ms」の高速応答を実現しており、体感的にも遅延差を感じません。また、当社の60シリーズモニタは全てフルHDのパネルを採用しているため、解像度変換処理も必要無く、それによる遅延差もありません。

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